竹キャンドルで照らす夕暮れ


vol.2はこちら

手づくりの楽しみ 野遊び・川遊び編 vol.3

「手づくり部」ではこれまで、講師の指導を仰ぎながら木工や金継ぎなど、数々の手づくり体験をしてきました。今回は少し趣向を変え、自分たちの力だけで手づくり企画に挑戦することに。訪れたのは、手づくり部の「先輩」が所有する山奥のセカンドハウス。ここを舞台に、アウトドアクッキングやDIYにチャレンジしてきました。竹を使った野遊び&川遊び編の最終回は、自作の竹キャンドルで照らす夕暮れ。ゆらゆら揺れる炎をぼんやり眺めて過ごします。

【手づくり部とは】
ハンドメイドやDIY好きのスマイルすまい編集部員が集まってできた、手づくり大好き集団。毎号、記事を通して「手づくりの楽しみや、自分で作ったものを使う幸せ」を皆さまにお伝えしていきたいと思います。

湯煎したロウをカットした竹に流し込む

後輩C とうとう、手づくり部の「アウトドア合宿」、最後の手づくり体験企画です!

先輩 前回の釣りざおづくりが情けない体たらくに終わったので、何としても挽回しないといけないな。 

後輩C その通り。気合は十分です! 今回挑戦するのは、竹を使ったキャンドルづくり。陽があるうちに完成させ、夕暮れを待って点灯させましょう。

先輩 タイムリミットがあるわけか。では急がないとな! よし、頑張ろう。

後輩C こちらが材料です。竹に加えて、ロウソクとクレヨン、割り箸。それに湯煎用の鍋とボウルです。

先輩 今回も材料はシンプルで、手に入りやすいものばかりだね。懐かしいなあ、クレヨンを使うのは子どものとき以来だよ。

後輩C まず、斜めにカットした竹を数本用意します。このとき節が底の部分にくるようにしておくとロウを流し込むとき便利です。

先輩 竹を切るのはお手の物! 角度も45度で統一したから見た目もきれいにできたぞ。切り口も紙やすりで磨いておこう。

後輩C 続いて、水を張った鍋にボウルを浮かべ、その中にロウソクを数本入れてコンロを点火します。

先輩 ロウソクを湯煎して溶かすわけか。バレンタインデーのチョコを作る女子になった気分だ。

後輩C お湯が沸くとロウソクが溶けだします。このときロウソクの糸を取り除いておいてください。

先輩 よし、割り箸を使って取り除こう。ロウソクの本数だけ糸があるから一つずつ。

後輩C 溶けたロウを、先ほどカットした竹に注ぎます。ボウルは大変熱くなっているので注意してください。

先輩 分かった。こぼさないようにゆっくりと。

後輩C 注ぎ終えたら、さっき取り出した糸を一本だけ、先端を残して沈めます。二つに割る前の割り箸で挟むと、いい位置でキープすることができます。

先輩 なるほど。これで固まるのを待つわけだ。ところで、ロウソクって溶かすと無色透明になるんだね。不思議だなあ。

後輩C はい。でも、冷えて固まると、また白い色に戻りますよ。

先輩 本当だ! 1時間後に見たら、白く戻っていた。

 

カラーキャンドルとアロマキャンドルに挑戦

後輩C 白だけではなくカラーのキャンドルも作ってみましょう。

先輩 そんなことができるの? どうやってやるんだい?

後輩C それがとても簡単なんです。湯煎して溶かしたロウに、好みの色のクレヨンを混ぜるだけ。

先輩 だからクレヨンを用意していたのか!

後輩C では、いきますよ。溶けやすいよう小さく折って投入します。


先輩 おお、すぐに溶けて、色の付いた液体になった。

後輩C でしょう。そうしたら、さっきと同じように竹の筒に流し込むだけ。いくつか色を試してみてください。

先輩 よしっ。青に、緑に、黄色。これでどうだろう。

後輩C カラフルですね。並べてみると置物みたいでかわいい!

先輩 あと、ついでにアロマエッセンスもブレンドしておいたよ。いい香りがするはずだ。点火するのが楽しみだね。


 

いよいよ点火。「アウトドア合宿」の最後を照らす明かりに

先輩 さあ、暗くなってきた! 火をともしてみよう。

後輩C うわー! すごくきれいで幻想的! かぐや姫でも出てきそうな雰囲気です。

先輩 急にロマンチックな雰囲気に。でも、確かに癒やされるもんだね。人工的な照明と比べて、ぬくもりが感じられる。

後輩C 一つ一つの炎は、はかないけれど、精いっぱい燃え尽きようとする力強さもありますね。

先輩 そうだね。小さな生命が宿っているようにも見える。

後輩C 先輩もロマンチックですね。今回、いろいろな手づくり企画に挑戦してみましたが、どうでしたか?

先輩 思い通りにいかなかったこともたくさんあったけれど、それがまたよかったと思うよ。普段生活していると、効率とかコスパに関心がいきがちだけど、自分の手を動かしながら、回り道をしたり、立ち戻ったりすることで、気付かされることもたくさんある。そんなことを改めて感じさせられたよ。

後輩C 毎日がこういう生活だと、それはそれで不便かもしれませんが、たまに、こうした時間や空間を持つとありがたみを感じますね。自分本来のリズムを取り戻すための貴重な機会なのかもしれません。

先輩 そこに気の置けない仲間や家族がいれば、最高だな!

後輩一同 その通りですね。手づくりを通じて得られたものを大切にして、これからもチャレンジを続けましょう!

 

vol.2はこちら

M0000OG1865(2017.10新)

スマイルすまい編集部

スマイルすまい編集部

暮らしがちょっとすてきになるアイデアや、住まい選びのヒントになるような記事を、心を込めてお届けしている編集部です。 ふとした時に思い出してもらえる、気軽に訪れてほんの少し幸せな気分になってもらえる、そんなサイトを目指しています。