住宅ローン大作戦① まずは仮審査の申し込みを!

スマイルすまい編集部

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スマイルすまいの見つけ方 第30話

暮らし方や価値観が異なるように、理想の住まいも人それぞれです。心地よく快適に過ごせる家を探しているスマイル一家。果たして、家族みんなで幸せに暮らせる住まいを見つけることはできるのでしょうか。

申し込み後は、すぐに住宅ローンの事前相談へGO!

「希望の部屋に申し込みができて、本当によかったねー」と、今夜はタッくんの希望で宅配ピザを注文して、おうちで楽しむスマイル一家です。
「まずは、ここまでいろいろとありがとう。お疲れさま!」とママさんをねぎらう優しいパパさん。ママさんもじわじわとうれしさが胸に広がります。
そんな二人を見て、タッくんも大はしゃぎ。

「ねえ、これでもう、あの新しいお家に住めるの?絶対の絶対?」
そう聞かれて、ママさんはちょっとドキッとしてしまいました。
「そういえばまだ申し込みをしただけだったね。これからが実はけっこう大変なんだよなぁ。最後までしっかり頑張ろう!」とパパさん。

それならと、早速二人ですべきことを整理することにしました。
「一番大事なのは、住宅ローンの仮審査よね」
「うん。それが通らないことには話が始まらないよ」
審査基準は金融機関によってまちまちなので、仮審査は複数のローンに申し込むことに決めました。
「それぞれに書類の準備や申込書への記入も必要になるから、多過ぎても手間が大変。第1希望から第3希望までの3つに申し込んでみよう」

仮審査の申し込み方

まずは仮審査に必要な書類を準備します。

・住宅ローン商品の申込書を取り寄せる
ネットからダウンロードできるものや店頭でもらうもの、送ってもらえるものなどがあるので早めに準備しておくと安心

・本人確認書類
免許証、パスポート、マイナンバーカードのいずれか1つ

・住民票

・収入確認書類
源泉徴収票または確定申告書。法人の代表者は、会社の決算書3期分

・健康保険証のコピー
勤続年数を確認するため、必要になるケースも

・購入予定のマンションの概要が分かる資料
仮審査の段階ではチラシやパンフレットがあればOK!

・認印
仮審査は認印が必要。それとは別に、実印も早めに用意しておこう。
実印は仮審査で使わないものの、本審査や売買契約では必要になるので印鑑登録がまだの場合は、早めに役所へ!

また、連帯債務者となるママさんの場合、会社員ではないので「確定申告書3期分」や「納税証明書」等が必要になります。

さぁ次に、仮審査申込書への記入を行います。
「わー、緊張するね」とママさん。
「どんな項目があるのかしら?」とじっくり眺めてみました。

・申込人と連帯債務者
「これは、パパと私ね」

・申込人の状況
収入、勤務先、勤続年数、転職歴など
「あら、資産を書く欄もあるのね」預貯金の他に、借り入れがある場合はその残高も記入します。
「カードローンやキャッシングの残高、ゼロにしておいてよかったね」

・今回の借り入れに関すること
借入額、借入期間、借入希望日、返済方法、資金計画

・取得予定物件の概要
物件所在地、販売会社、契約予定日、引き渡し予定日

全て偽りなく正確に記入することが大切です。
「丁寧に、慎重に記入しよう!」

融資実行までのスケジュールについて知っておこう


3つの金融機関の住宅ローン商品に仮審査の申し込みをしたスマイル一家。
結果が来るのを待ちながら、今後のスケジュールの確認です。
「住宅ローンが借りられなければマンション購入はできないということだから、今後の流れをきちんと把握しておきたいわ」と、いつものようにノートを広げます。

今日の日付の後ろに、
〇仮審査の申し込み 3件 とまず書きました。
「審査結果の連絡までの日数は金融機関や商品によって違うみたいだね」
「じっと待つしかないけど、ドキドキするわね」

〇審査結果の連絡
承認された中から1つに絞り込みます。融資のめどが立ったら、速やかにマンションの売買契約を行いましょう。
契約書には「どこの金融機関にいくら融資をお願いするか」を記載する欄があります。

〇借り入れ条件の調整
仮審査の申し込み内容を見直して、期間や金額などの内容を金融機関と相談しながら調整することができます。

〇マンションの売買契約を結ぶ
住宅ローンの本審査では、このマンションの売買契約書のコピーが必要になります。

〇融資の本審査申し込み
見直した借り入れ条件の内容で本審査申し込みを行います。必要書類を確認して漏れのないように準備しておきましょう。

〇融資契約
金融機関と金銭消費貸借契約と抵当権設定契約を結びます。

〇融資実行
入金されたらすぐに売り主の口座に残高金を振り込みます。同時に、司法書士がマンションの所有権保存登記および抵当権設定登記を行います。

「まずは仮審査の結果! お願い、通って!」と祈る思いのスマイル夫妻です。

愛犬ワンダのワン!ダフル アドバイス

仮審査は、個人信用情報のトラブルチェックなんだワン

仮審査は不動産会社が手伝う場合も多いので、必ずしも自分で申し込むケースばかりではないワン。仮審査を「事前審査」と言ったりもするけど、審査では本人の収入や勤め先、過去に延滞や自己破産、民事再生などの金融トラブルがなかったかを調べているんだワン。審査結果が出るまでの期間は、金融機関や申し込み内容によって差があるワン。1カ月も待ったのに審査に落ちるなんてこともあるんだけど、だからといってやみくもに申し込むのはおすすめしないワン。自分の条件と金融機関の基準を見極めて、ある程度件数を絞って申し込むことをおすすめするワン。

監修:中原茂

中原総合法律事務所、代表弁護士。CFP®認定者、ファイナンシャル・プランニング技能検定1級。1966年鹿児島県生まれ、東京大学法学部卒業後、国内損害保険会社に勤務、資産運用部門などでの勤務を経て、99年に法曹界に転身。2005年に、中原総合法律事務所を設立。また01年よりCFP認定者としても登録し、弁護士としての専門性とCFP認定者としての視点からのアドバイスが好評を得ている。マンション管理士資格を取得し、住宅分野の中でも特にマンション管理の分野の専門性は高い。
各種団体での講演、雑誌や書籍の執筆・執筆協力も多数。『老後はコワイ!―お金と財産を守る本―』(主婦と生活社、執筆協力)、『マンション法実務ハンドブック』(民事法研究会、共同執筆)など。神奈川県弁護士会紛争解決センター仲裁人候補者、社会福祉法人評議員、投資会社の社外取締役。

不動産監修:中村嘉宏

1959年、熊本県生まれ。中央大学法学部卒業後、株式会社リクルート入社。同社関連の不動産会社、不動産金融会社を経て92年株式会社イー・エム・ピーを設立。同社代表取締役。不動産、金融の幅広い知識と経験、弁護士や税理士等との強力なネットワークを基に、不動産戦略コンサルタントとして不動産資産家の相続対策や投資戦略などのプライベート・アセットマネジメント業務、企業の不動産事業構築などのアドバイス業務を行っている。事業投資、M&A、事業承継の専門家集団であるMMプリンシパルインベストメント株式会社取締役。公認不動産コンサルティングマスター 相続対策専門士、ビル経営管理士、宅地建物取引士。著書『不動産投資 実践ガイド』(PHP研究所)


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