「ここに住みたい!」~第一候補、決めました!~

「ここに住みたい!」~第一候補、決めました!~

スマイルすまい編集部

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スマイルすまいの見つけ方 第22話

暮らし方や価値観が異なるように、理想の住まいも人それぞれです。心地よく快適に過ごせる家を探しているスマイル一家。優しい会社員のパパさんとすてきな暮らしに憧れる在宅勤務のママさん、しっかりものの保育園児タッくんに、愛犬ワンダが加わった仲良し家族です。果たして、家族みんなで幸せに暮らせる住まいを見つけることはできるのでしょうか。

「ここに、決めた!」その理由

1カ月ほどの期間に、合計で7つのマンションやモデルルームをじっくり検討したスマイル一家、ついに「ここに住みたい!」と、第1希望を決めました。

・ターミナル駅まで私鉄電車で約40分
・最寄り駅から徒歩3分
・総戸数47戸 小・中規模マンション
・南向き住戸 3LDK 約68㎡
・3590万円

家族それぞれの決め手となったポイントは、
パパさん「駅から近い! 通勤に便利なのがありがたいよ」
ママさん「静かな住宅街で、落ち着いた暮らしができそう。徒歩10分圏内に小学校も公園もスーパーも病院もあって、おまけに駅前には商店街。都心に出なくても毎日の暮らしに不便はなさそうだわ」
タッくん「歩いてすぐのところに公園がある! ワンダも喜ぶね」
と、みんなが満足できる選択ができました。

ギリギリまで大規模マンションの設備の魅力と迷ったスマイル一家でしたが、
「建物内にキッズスペースがあるより、ワンダも一緒に遊べる公園が近くにある方がいいよ」
「パパの通勤が楽な方が、自宅で家族一緒に過ごす時間が増えるわね」
「タッくんも中学校からは電車通学の可能性があるし、どこに出掛けるにしても駅は近い方が便利よね」
と、一つ一つきちんと比較検討を続けて結論を出したので、今はスッキリとした気分です。

決めたとなったら、「この部屋を、買いたい!」と前のめりのスマイル一家ですが、さて、次は何をすればいいのでしょう?

申し込みの前にチェックしたいこと

なんといっても大きな金額の買い物です。納得して決めたとはいっても、不安が全然ないというわけではありません。

「正式な申し込みの前に、誰か信用できる人の意見が聞きたいなぁ」と思っていたママさん。仲良しのママ友にお茶を飲みながらそんな話をしていると、あらびっくり! 「私、結婚前はマンション販売の会社で働いていたのよ。どんなことが気になるの? 教えてあげる」。

これまでの経緯を話して「買いたい物件を決めて、後は申し込みをするだけなんだけど、最後の最後で見落としはないかな……なんて気になっているの」と正直に話したところ、一緒に物件概要をチェックしてあげるわ、ということになりました。

 

・権利形態 土地は所有権か借地権か
「不動産の資産価値に関わるので、必ず確認してね!」

・価格
「申し込む前に自分が納得できるまで、営業担当の人に資金計算をしっかりしてもらってね」

・売り主や施工会社何かあったときの補償力や信頼のおけるしっかりした会社かどうか
「後々何かトラブルが起こったときに補償できるだけの体力があるかどうか? 社会的信頼はあるか? というのは結構大事なポイントなのよ」

・設備 駐車場、自転車置き場、バイク置き場などの台数や申し込み方法、費用
「部屋数分の駐車場がない場合は抽選になることが多いのよ。外れた場合どうするかも考えておいてね」

・費用 管理費、修繕積立金、修繕積立一時金、インターネット費用など
「購入時に一括して支払うものと、毎月ずっとかかるものがあるから把握しておいてね」

・管理 管理形態、管理会社
「管理人さんがいつならいてくれるのか、どんな仕事を請け負ってくれるのかも住み心地に関わる大切なポイントよ」

・入居時期
「建物の完成と引き渡し(入居可能)時期をもちろん確認してるわよね?」
ニッコリうなずきながら、「わっ、今夜にでもパパさんと一緒にじっくり確認しなきゃ!」と内心は焦るママさん。

それと今更かもしれないけど……とママ友が追加のアドバイスをしてくれました。
「例えばだけど、この先転勤があったり同居する家族の数が変わったりして、マンションを転売するようなことになったとき、資産価値が落ちにくい建物や場所というのも重要よ」
それについては以前、不動産会社の営業マンが「こちらのマンションは、地盤がしっかりしていますし、価格の乱高下もあまり無い安定したエリアにあるんですよ」と説明してくれたので、安心しているママさんです。

“もしも”に備える

そうそう、もう一つ大事なことがあるわ」と、ママ友のアドバイスは続きます。
「団体信用生命保険って聞いたことある?」

そういえば、以前パパさんの後輩にちょっとだけその話を聞いたことがあるわと、記憶をたどるママさん。
「えーと、確か……ローンを支払う人に万が一のことが起こったときに、その後のローンの支払いがいらなくなるんじゃなかったかしら?」というママさんに、「そうなのよ。よくご存じね! ローンを借りるときに、たいていの場合は同時に加入することになるんだけど、どういう意味を持つものなのかは事前に知っておいた方がいいわ」

団体信用生命保険というのは、
「一言で言うと、『もしも』のリスクに備えるための保険なの」
この「もしも」の場合というのは、住宅ローンの返済の途中で、ローンを借り入れている人が亡くなったり、重度の障害を持つことになったり、深刻な病気になったりということを想定しているそう。
そうなった際に本人に代わって住宅ローンの残高を支払ってもらえるのが、この団体信用生命保険、通称「団信」と呼ばれるものなのです。

「だから、ローンの申し込み時には健康状態についての告知が義務付けられているのよ。ご主人のお体は大丈夫?」と聞かれてママさんは、心のメモに「家を買うにはパパさんの健康管理も大事!」と大きく書いたのでした。

愛犬ワンダのワン!ダフル アドバイス

愛犬ワンダ

「ここを買いたい!」と思ったら、申し込み前に最終チェックだワン

物件資料をもう一度端から端までじっくり読んでみようワン。細かい字で書かれた物件概要もちゃんとチェック! 分からない言葉などがあったら調べるか、担当の営業マンに確認すべきだワン。申し込みというのは「買います」という意思表示、少しでも不安があるようなら事前に解消しておこうワン。また、契約前には重要事項説明書のコピーも手に入れて、しっかりチェックするとよいワン!

公開日:2018年02月15日

監修:中原茂さん

監修:中原茂

中原総合法律事務所、代表弁護士。CFP®認定者、ファイナンシャル・プランニング技能検定1級。1966年鹿児島県生まれ、東京大学法学部卒業後、国内損害保険会社に勤務、資産運用部門などでの勤務を経て、99年に法曹界に転身。2005年に、中原総合法律事務所を設立。また01年よりCFP認定者としても登録し、弁護士としての専門性とCFP認定者としての視点からのアドバイスが好評を得ている。マンション管理士資格を取得し、住宅分野の中でも特にマンション管理の分野の専門性は高い。 各種団体での講演、雑誌や書籍の執筆・執筆協力も多数。『老後はコワイ!―お金と財産を守る本―』(主婦と生活社、執筆協力)、『マンション法実務ハンドブック』(民事法研究会、共同執筆)など。神奈川県弁護士会紛争解決センター仲裁人候補者、社会福祉法人評議員、投資会社の社外取締役。

不動産監修:中村嘉宏さん

不動産監修:中村嘉宏

1959年、熊本県生まれ。中央大学法学部卒業後、株式会社リクルート入社。同社関連の不動産会社、不動産金融会社を経て92年株式会社イー・エム・ピーを設立。同社代表取締役。不動産、金融の幅広い知識と経験、弁護士や税理士等との強力なネットワークを基に、不動産戦略コンサルタントとして不動産資産家の相続対策や投資戦略などのプライベート・アセットマネジメント業務、企業の不動産事業構築などのアドバイス業務を行っている。事業投資、M&A、事業承継の専門家集団であるMMプリンシパルインベストメント株式会社取締役。公認不動産コンサルティングマスター 相続対策専門士、ビル経営管理士、宅地建物取引士。著書『不動産投資 実践ガイド』(PHP研究所)

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スマイルすまい編集部

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