「買う」「住む」目線でのモデルルーム見学

スマイルすまい編集部

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スマイルすまいの見つけ方 第21話

暮らし方や価値観が異なるように、理想の住まいも人それぞれです。心地よく快適に過ごせる家を探しているスマイル一家。果たして、家族みんなで幸せに暮らせる住まいを見つけることはできるのでしょうか。

ここに住んだらどんな暮らしになる?(大規模マンションの場合)

これまでの「憧れ」目線のモデルルーム見学は卒業して、いよいよ本格的なマンション選びに入ることを決めたスマイル一家。マイホームを新築マンションから選ぼうと決めた一家は、最初に大規模マンションと呼ばれる総戸数が100を超えるような大型物件のモデルルームに出掛けてみました。

「全部で235戸だって! 一つの家に平均3人が住むとしても、700人以上! すごい数だね」
その大きさに驚くばかりのパパさんですが、ちゃんと予習してきたママさんは、大規模マンションならではのメリットをしっかり押さえています。
「大規模マンションの一番のメリットは、なんといっても共用施設の充実ぶり。物件によって内容に違いはあるそうだけど、ここにはどんな施設があるのかしら?」

置いてあったパンフレットを見てみると、
・ゲストラウンジ ・コミュニティーラウンジ ・キッズルーム ・キッズデッキ

など、来客をもてなす場所や入居者同士が楽しむ場、さらに小さな子どもたちが安全に遊べる場所が用意されていました。「ここでならすぐに友達ができそうね!」
来客用の駐車スペースや洗車場などもあります。
「ゴミ置き場に、ペットの汚物を流せる場所もあるんだって!」
と、これはワンダと一緒に快適な暮らしを目指すスマイル一家にとってはうれしい情報です。
「エントランスがホテルみたいに広々しているのもいいね」
「敷地内に緑もいっぱい!」と、良いところばかりが目についてワクワク気分に。

「ただ……」とパパさん。「会社からはちょっと遠いんだよね」
情報誌で見つけた予算内の大規模マンションはどこも都心から離れていたり、そうじゃない場合は最寄り駅から徒歩15分超えやバス便だったりで「交通の便利さ」については少々妥協する必要がありそうです。

ここに住んだらどんな暮らしになる?(小規模マンションの場合)

今度は、交通の便利な立地にある、大規模じゃないマンションを見てみよう!」と出掛けてみたのは総戸数が53戸の物件です。最寄り駅から歩いて8分。パパさんの会社までの通勤時間は40分程度。これは便利! 
「通勤は毎日のことだからなぁ」と、パパさんはやはり利便性が気になるようです。

現地のモデルルームを訪れてみて一番に感じたのは、環境の違い。比較的小規模なマンションなので「なんだか静かにひっそりと立っているような感じね」と、ママさん。周りには一戸建てが多く立ち並んでいます。

気になる共用施設をパンフレットや図面で見ると、
「エントランスやラウンジは、ここもホテルみたいでステキね」
「ペットの足洗い場もあるよ、これは散歩のときにうれしいね」と、良いところを見つけながらも、「大規模マンションと比べると、やっぱり何か物足りない感じはしちゃうわね」と、ママさん。
「でも、これくらいの大きさだと同じマンションに住んでいる人たちと、すぐに親しくなれそうなのはいいなぁ」
小さな子どもがいるスマイル一家にとっては、ご近所付き合いが気になる大きなポイントの一つなのです。

もちろんチェックが必要なのは共用施設だけではありません。
「モデルルームは業者も気合を入れて作っているので、壁材や床材などが実物と同じかどうかしっかり確かめた方がいいよ」と先輩ファミリーから聞いていたママさんは、チェックリストを用意してきました。

【チェックリスト】
・建物の質感 好みかどうか? 素材は何か?
・建具・設備のグレード 暮らしに必要なものはそろっているか?
・フローリングやカーペットの色合い 
・浴室・部屋・クローゼット・廊下などの広さや天井高(メジャー持参!)
・キッチンの調理台や換気扇の高さ
・購入予定の部屋の位置、日当たり、眺望

「モデルルームと現地は別の場所にある場合がほとんどなので、部屋の位置までの確認は難しくても必ず現地には足を運んで」
先輩ファミリーからのたくさんのアドバイスをしっかり厳守のスマイル一家です。

暮らしに必要な周辺環境って何?

大規模マンションと小規模のマンション、両方のモデルルームを見比べてみましたが
室内の施設についてはそれぞれ特色やセンスの違いはあるものの、「機能としての差はほとんどないわね」とママさん。「あとは、好みと私たちが何を重視するかの問題ね」。

「周辺環境も見てみようよ!」とパパさん。「毎日の生活が便利じゃないと困るからね」
モデルルームでもらった物件資料には「周辺施設」の情報は掲載されていますが、まずはみんなで、近くにどんな施設があってほしいかを口々に挙げてみることにしました。

「スーパーマーケット!」「公園!」「小学校」「コンビニ」「銀行」「郵便局」「病院」……。
「パン屋さん!」と言ったのはパン好きのママさん。それに乗じて「本屋さん!!」と言ったのは最近絵本にハマっているタッくんです。
パパさんは「気軽に外食できるお店もあるといいな」。

駅からマンションへの道に、銀行のATMとコンビニ、本屋さんはありました。チェーン店のパン屋さん、ファストフード店などもいくつか発見。小さなスーパーもあります。
小学校はマンションから歩いて8分くらいのところにありました。
「大きな道路を渡ることになるのがちょっと心配だわ」とママさんは通学路の安全性が気になるようです。
「今度、子どもたちが登校する時間に一度様子を見に来てみようよ」とパパさん。

「昼と夜の時間帯それぞれに現地を見に行った方がいいというアドバイスは以前にもらったけど、通学や通勤の時間帯の様子も知っておくと安心ね」と、ママさんも大賛成です。
「実際に暮らすイメージを描いたときに、一番ピッタリくるところが、わが家にとっての理想のマイホームね!」

参照:第4話「街には、昼の顔と夜の顔がある」 https://www.danshin-smile.com/smile-home-4/

愛犬ワンダのワン!ダフル アドバイス

大事なのは「自分たちにとっての最適」なのだワン

マンション選びの際には、常に「自分たちの暮らしにとってどうか」を軸に置いて考えることが大切だワン。具体的な暮らしをイメージして、自分たちにとって必要なこと、あったらうれしいこと、なくても困らないこと、(もしかしたら)ないほうがいい? ことなどをきちんと整理していこう。また、マイホームは今だけじゃなくて未来の暮らしのことを考えておくことも忘れないようにしようワン!

監修:中原茂

中原総合法律事務所、代表弁護士。CFP®認定者、ファイナンシャル・プランニング技能検定1級。1966年鹿児島県生まれ、東京大学法学部卒業後、国内損害保険会社に勤務、資産運用部門などでの勤務を経て、99年に法曹界に転身。2005年に、中原総合法律事務所を設立。また01年よりCFP認定者としても登録し、弁護士としての専門性とCFP認定者としての視点からのアドバイスが好評を得ている。マンション管理士資格を取得し、住宅分野の中でも特にマンション管理の分野の専門性は高い。
各種団体での講演、雑誌や書籍の執筆・執筆協力も多数。『老後はコワイ!―お金と財産を守る本―』(主婦と生活社、執筆協力)、『マンション法実務ハンドブック』(民事法研究会、共同執筆)など。神奈川県弁護士会紛争解決センター仲裁人候補者、社会福祉法人評議員、投資会社の社外取締役。

不動産監修:中村嘉宏

1959年、熊本県生まれ。中央大学法学部卒業後、株式会社リクルート入社。同社関連の不動産会社、不動産金融会社を経て92年株式会社イー・エム・ピーを設立。同社代表取締役。不動産、金融の幅広い知識と経験、弁護士や税理士等との強力なネットワークを基に、不動産戦略コンサルタントとして不動産資産家の相続対策や投資戦略などのプライベート・アセットマネジメント業務、企業の不動産事業構築などのアドバイス業務を行っている。事業投資、M&A、事業承継の専門家集団であるMMプリンシパルインベストメント株式会社取締役。公認不動産コンサルティングマスター 相続対策専門士、ビル経営管理士、宅地建物取引士。著書『不動産投資 実践ガイド』(PHP研究所)


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