食卓を照らす“コットンボールランプ”を作る


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手づくりの楽しみ オリジナルライト編 vol.1

きらびやかな繁華街にあるにぎやかなお店で、遅くまで友人と語らうのも楽しいですが、少し早めに帰宅して、穏やかな「あかり」のもとで静かに過ごすというのも、ぜいたくな時間の使い方。それが手づくりのあかりであったとしたらなおさらです。 そう思い立った「手づくり部員」が訪れたのが、口コミで評判の手づくりライト教室。食卓をほのかに照らす「コットンボールランプ」をはじめ、趣向を凝らしたオリジナルライト作りにチャレンジしてきました。

【手づくり部とは】
ハンドメイドやDIY好きのスマイルすまい編集部員が集まってできた、手づくり大好き集団。毎号、記事を通して「手づくりの楽しみや、自分で作ったものを使う幸せ」を皆さまにお伝えしていきたいと思います。

手づくりライト教室にお邪魔しました

手づくり部 本日は東京都世田谷区にある手づくりライト教室「PAPERMOON」(ペーパームーン)にやってきました。

冬野さん こんにちは。本日講師を務めるPAPERMOON主宰の冬野です。よろしくお願いします。

手づくり部 こちらこそよろしくお願いします! 本日は、手づくりライトの製作を通じて、あかりの魅力について教えていただこうとお邪魔しました。

冬野さん あかりがもたらす効果については後でお話しするとして、早速ですが、コットンボールランプを製作してみましょう。

手づくり部 これですね(冒頭の写真参照)。中が空洞になっていますが、どうやって球体にするのですか?

冬野さん ヒントはこちら。今回、使う材料や道具です。

手づくり部 風船がありますね。

冬野さん ​いいところに目が行きましたね。その風船を使う前に、まず、たこ糸を10メートルほどカットしてください。

手づくり部 はい。

冬野さん ​そうしましたら、作りたいコットンボールと同じ大きさになるよう、風船を膨らませてください。

手づくり部 謎が解けました。風船にたこ糸を巻き、後で割るのですね。

冬野さん ​その通りです。今回は同じ大きさのコットンボールを複数作るため、厚紙で型を作りました。この穴をちょうど通るくらいの大きさに調整した上で、風船の口を輪ゴムで強く縛ってください。

手づくり部 はい。ポンプがあるので膨らますのが楽ですね。

冬野さん ​注意したいのは、風船を普通に膨らますと楕円(だえん)になってしまうこと。一度空気を抜いてから再度膨らます作業を3~4回繰り返すと、真ん丸に近い形になります。

手づくり部 そのようなコツがあるのですね。
 

のりを付けたたこ糸で、風船の周りをぐるぐると

冬野さん ​次に、ボウルにのりを入れ、先ほどカットしたたこ糸を漬け込むようによく絡めます。

手づくり部 これは、どのような種類ののりなのですか?

冬野さん ​ヤマトのり・木工用ボンド・水を、1対1対1の割合で配合しています。強度や粘度を考えてブレンドしてみました。

手づくり部 絶妙なバランスなのですね。

冬野さん ​たこ糸に満遍なくのりが付いたら、風船の周りにぐるぐる巻き付けていきます。風船に直接巻いてもいいのですが、今回は風船をラップで包み、その上から巻き付けていくことにします。理由は後でお話ししますね。

手づくり部 はい。

冬野さん ​巻く方向が一方向にならないよう気を付けてください。たこ糸が縦・横・斜めに交差するときれいに仕上がります。

手づくり部 風船が緑色ということもあってマスクメロンのようですね。

冬野さん ​本当ですね。巻き終えたら、手のひらを使い表面全体にのりを塗ります。これで作業はほぼ終わり。洗濯挟みを使って適当な場所にぶら下げておいてください。

手づくり部 のりが乾くまで待つのですね。どれくらい乾燥させるのですか?

冬野さん ​冬なら2~3時間。夏なら半日は待った方がいいと思います。
 

緊張の一瞬。風船はうまく割れるのか

手づくり部 先ほどから2時間がたちました。空気が乾燥していることもあってすっかり乾きましたね。

冬野さん ​では最後の作業です。風船の結び目付近をはさみでカットしてください。

手づくり部 なんだか緊張します。おっ、プスーッとしぼみました。パンッと破裂するのかと思っていたので意外です。

冬野さん しぼんだ風船はピンセットなどを使って取り出してください。

手づくり部 表面にまんべんなく塗ったのりが乾いて、見事にきれいな球体になりました。

冬野さん うまくいきましたね。これでコットンボールができました。最後に、クリスマスツリーの飾り付けなどで使うLEDのイルミネーションライトを穴に差し込めば完成です。複数つなぐことで迫力が出ますよ。

手づくり部 わーっ、淡い光がとても幻想的ですね。

冬野さん ラップを巻いたことで、表面がのりの膜で覆われたようになっているのが今回のポイントです。この膜が光を反射して、幻想的な光を作り出してくれるのです。ラップを巻かないで作ると、糸と糸の間に隙間ができるのですが、それはそれで雰囲気が出ますよ。

手づくり部 工夫次第でいろいろな種類のあかりが手づくりできるのですね。

冬野さん はい。照明が手づくりできることを知ると、自分の部屋を自由に演出できるようになります。季節や気分に応じて「光の衣替え」をすることだって可能です。

手づくり部 「光の衣替え」ってすてきな発想ですね。

冬野さん 次回は、和の魅力がたっぷりの「和紙あんどん」作りに挑戦してもらいます。

手づくり部 楽しみです!

※作品で使用しているライトは、安全性を考慮し、低ワットのものを使用しています。電球などの照明器具をご利用になる際は取扱い説明書に書いてある使用方法を必ず守り、火災に注意してください。
※コットンボールランプの作成をする際は、電球とたこ糸を近づけすぎないようにご注意ください。

 

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取材協力:PAPERMOON​
“あかりの作家”冬野朋子さんが主宰する、あかりのアトリエ。手づくりライト教室の他、ライトセラピーや、あかりに関するセミナー・イベントも実施。手づくりライト教室では、基礎クラス、応用クラスの他、2時間の体験レッスンもあり。
http://www.papermoon-light.com/
講師:冬野朋子さん

M0000OG1542(2017.04新)

スマイルすまい編集部

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暮らしがちょっとすてきになるアイデアや、住まい選びのヒントになるような記事を、心を込めてお届けしている編集部です。 ふとした時に思い出してもらえる、気軽に訪れてほんの少し幸せな気分になってもらえる、そんなサイトを目指しています。