-マイホーム・マイライフ- 第2回
住宅ローンの種類はどんなものがある?

スマイルすまい編集部

第1話はこちら第3話はこちら

神奈川県 川崎市 I氏邸 -分譲マンション― Vol.2

金利の次はローンの種類を知ろう!

高額な家をキャッシュで買える人はそう多くはありませんから、住宅ローン選びは人生の一大事。Iさんは「フラット35」というローンを利用していますが、住宅ローンにはどんな商品があるのでしょう?
住宅ローンを選ぶ大事なポイントとして前回は金利について解説しましたので、今回はローンの種類についてお話ししましょう。

「公的融資」と「民間融資」

住宅ローンは「公的融資」と「民間融資」に大きく分けられます。公的融資としては財形融資が、民間融資としては銀行や信用金庫などによる住宅ローンがあります。さらに、公的な役割を担う住宅金融支援機構と民間金融機関の提携による「フラット35」があります。
下の表は財形融資、民間融資、フラット35の借入金額、借入期間、金利タイプについて例示したものです。

住宅ローンの種類のPOINT!

①住宅ローンの種類として「財形融資」「民間融資」「フラット35」がある
②住宅ローンの種類によって借入金額や金利タイプに特徴がある

●公的融資とは
「財形融資」
財形融資は、財形貯蓄(一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄)を1年以上続けて行っていることなどが利用の条件になります。
借入金額は、財形貯蓄の合計残高の10倍以内で、最高4,000万円まで。加えて、住宅取得価額の90%以内といった詳細な条件があります。
金利タイプは、借入期間を通して、5年ごとに見直される5年間固定金利制です。金利水準は十分に魅力的ですが、異なる金利タイプを希望するのであれば、民間融資の利用が視野に入ります。

公的融資のPOINT!

①財形融資を行っていて一定の条件をクリアする人が利用できる
②5年間固定金利制である

●民間融資とは
民間融資は、銀行や信用金庫、農協などが販売する住宅ローンです。上の表には、借入金額1億円以内、完済年齢80歳という例を示しましたが、金融機関によって借入金額を5,000万円程度とするなど、商品の内容は少しずつ異なっています。
民間融資の大きな特徴は、金利タイプの選択肢が多いことでしょう。変動や5年固定、10年固定といった期間固定のタイプに力を入れているところが多く見られますが、35年などの長期の固定を扱うところも少なくありません。変動と固定など、複数の金利タイプを組み合わせたい人には使い勝手が良いでしょう。
なお、勤務先によっては社内融資の制度が整っている場合もありますから、念のため問い合わせることをお勧めします。ただし会社を辞めるときは一括返済するというルールがある企業も。返済方法の詳細を必ずチェックしましょう。

民間融資のPOINT!

①金利タイプの選択肢が多い
②融資条件や借入限度額などは金融機関によって異なる

●フラット35
フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して販売する住宅ローンです。借入金額の上限は8000万円、住宅取得価額以内です。
金利タイプは、借入期間全てにわたって金利が固定される全期間固定型です。金利は、借入期間(20年以下、21年以上)や、融資率(9割以下、9割超)などで異なります。
ただし融資をするのは民間金融機関のため、金融機関によって金利や手数料が異なることに注意してください。比較検討の際は、住宅金融支援機構のホームページが役に立つでしょう。各金融機関の金利情報を検索することができます。
https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/kinri/index.php/
rates/top#kensaku

フラット35のPOINT!

①金融機関によって金利や手数料に差がある
②金利は全期間固定型である

いかがでしたか。一口に住宅ローンといっても、さまざまな商品があることをお分かりいただけたでしょうか。なお、商品によっては、利用する人や住宅の条件によって、金利の引き下げがあったりします。ローン選びをする際は、情報収集に務めるようにしてください。

監修:久谷真理子(くたにまりこ)

株式会社フリーダムリンク専務取締役

ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、公認不動産コンサルティングマスター 都市銀行にて融資業務を経験。会社設立後は、住宅ローンや相続・不動産などの相談業務および実行支援業務を行う。
また、日本経済新聞(M&I)等にて金融情報を発信。

スマイルすまい編集部

スマイルすまい編集部

暮らしがちょっとすてきになるアイデアや、住まい選びのヒントになるような記事を、心を込めてお届けしている編集部です。 ふとした時に思い出してもらえる、気軽に訪れてほんの少し幸せな気分になってもらえる、そんなサイトを目指しています。

RECOMMENDおすすめ記事はこちら