初心者におすすめ!育てやすい観葉植物と育て方をご紹介

初心者におすすめ!育てやすい観葉植物と育て方をご紹介

長井 紗莉菜

最近ではホームセンターだけではなく、WEB上でも販売されるようになり、だれでも幅広い種類の観葉植物を簡単に購入できるようになりました。しかし、いざ部屋に観葉植物を取り入れようと思っても、どの種類を買えばいいか悩むもの。そこで、今回は観葉植物を育てるのが初めてという初心者の方にお勧めしたい、育てやすい観葉植物や選び方、育て方のポイントについてご紹介します。

日当たりは?水やりの頻度は?観葉植物の選び方について

日当たりは?水やりの頻度は?観葉植物の選び方について

初心者の場合、いざ部屋に観葉植物を置こうと思っていても、数多くの種類から部屋にぴったりの1点を見つけるのはなかなか難しいかもしれません。そんな方は下記をヒントに、自分に合った観葉植物を選んでみましょう。

置く場所で決める

置きたい場所が決まっている場合は、その場所の日当たり具合や気温、サイズ感を考慮して決めるのがお勧めです。たとえば、同じ室内でも大きな窓の近くや玄関先など、日光が当たりやすい場所では日に強い種類を選ぶと良いでしょう。加えて特に気を付けなくてはいけないのが、サイズ感です。ものによっては1年で10cm以上大きくなる種類もあるので、どのくらいのサイズまで成長するのかを事前に把握してから購入すると安心です。

水やりの頻度を確認する

長期出張や旅行など、家を空けることが多い方におすすめなのは水やりがそこまで必要ない種類です。逆に、日々世話をしながら成長を感じられる種類がいいという方は、あえて少し手間のかかる種類を選ぶのも良いでしょう。
このように自分の理想とする育て方に合わせて選ぶのも1つの手です。種類や鉢のサイズにもよりますが、1週間に1回程度の水やりでも元気に育つ植物もあるので、気になる方は購入前にしっかりとチェックしておきましょう。

花言葉や風水を調べてみる

特に置く場所も種類も決めていない、という方におすすめなのは花言葉や風水をヒントに種類を決めるという方法です。たとえば「玄関には悪い気を防ぐ、高さのある植物を置く」「デスクにはリラックスに関わる花言葉を持つ植物を置く」など、風水や花言葉を取り入れながら自分の生活に馴染みやすいものを選ぶことで、植物を育てる楽しみが自然と増えていきます。
今回ご紹介する植物たちの情報の中に、花言葉も合わせてまとめてみたので、観葉植物選びに悩んだ際のヒントにしてみてくださいね。

初心者におすすめ!ミニサイズの育てやすい観葉植物5選

ポトス

ポトス

ポトスはつる性の観葉植物で、長いものだと1m以上伸びることもあります。つるは柔らかいので、スペースに応じてつるをカットするなど、成長を調整することも比較的簡単にできます。葉の模様や色は種類によって異なるので、違いを楽しめるのも魅力の1つですよ。

  • サイズ:10cm~1.5m
  • 気温:暑さに強く、寒さに弱い。
  • 日当たり:日陰でも育つ。
  • 水やりの頻度:土が乾いたら水を与える。冬は乾かし気味でOK。
  • 花言葉:「長い幸」「永遠の富」「華やかな明るさ」

ガジュマル

ガジュマル

沖縄では精霊「キジムナー」が宿るといわれているガジュマルは、丸みを帯びた根が特徴的な、かわいらしい観葉植物です。生命力の強い植物ですが、鉢で育てていればそこまで大きくなることはありません。寒さに弱いので、できる限り室内の暖かな場所で育てましょう。

  • サイズ:10cm~2m程度(鉢植えのサイズによる)
  • 気温:暑さに強く、寒さに弱い。
  • 日当たり:日陰でも育つが日光に当てたほうが良く育つ。
  • 水やりの頻度:土が乾いたら水を与える。冬は乾かし気味でOK。
  • 花言葉:「健康」

チランジア(エアプランツ)

エアプランツ

土がなくても育つチランジアは、葉などから空気中の水分や養分を吸収することからエアプランツとも呼ばれています。部屋のインテリアとしても人気を集め、最近では100円ショップなどでも販売されています。種類が幅広く、見た目もさまざまなのでいろいろと見比べながら選ぶのも楽しい観葉植物です。

  • サイズ:5~50cm
  • 気温:暑さに強く、寒さに弱い。
  • 日当たり:日光に良く当てる。
  • 水やりの頻度:朝夕1回、霧吹きなどで全体を湿らせる。
  • 花言葉:「不屈」

アイビー

アイビー

つる性植物のアイビーは寄せ植えやフェンスなどへのインテリアグリーンといった、屋外でも育てられることの多い観葉植物です。つるは10m以上に育つこともありますが、広がりすぎないように管理しながら育てれば室内でも程よいサイズで育てられます。

  • サイズ:つるは10m以上育つ。
  • 気温:暑さに強く、品種によっては寒さにも強い。
  • 日当たり:日陰でも育つ。
  • 水やりの頻度:土が乾いたら水を与える。
  • 花言葉:「永遠の愛」「友情」「不滅」「結婚」「誠実」

フィットニア

フィットニア

網目状の模様が特徴的なフィットニアは、ペルーが原産の観葉植物です。葉脈が白いシロアミメグサ、葉脈が赤いベニアミメグサが主な品種で、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。直射日光に弱いので、窓辺から少し離れたところに置くと良いでしょう。

  • サイズ:20~30cm
  • 気温:暑さに強く、寒さにも強い。
  • 日当たり:直射日光の当たらない場所が良く育つ。
  • 水やりの頻度:土が乾いたら水を与える。
  • 花言葉:「デリケートな心」

初心者でも簡単に育てられる!大きいサイズの観葉植物5選

パキラ

パキラ

パキラは中南米原産の観葉植物です。10cmほどの小さなサイズで販売されているものもありますが、もともとは高さ20mにも成長する高木の一種です。日陰でも育ちやすいので場所を選ばず育てられますが、日光に当てたほうが強く育つので、ある程度日が当たる場所に置くのをお勧めします。

  • サイズ:10cm~20m
  • 気温:暑さに強く、寒さに弱い。
  • 日当たり:日陰でも育つが日光に当てたほうが良く育つ。
  • 水やりの頻度:土の表面が乾いたら水を与える。
  • 花言葉:「快活」「勝利」

モンステラ

モンステラ

南国の雰囲気が漂う特徴的な形をした葉が特徴のモンステラは、熱帯アメリカが原産の観葉植物です。カフェやオフィスでも人気高い品種で、存在感あるインテリアとしても愛されています。

  • サイズ:10cm~2m
  • 気温:暑さに強く、寒さに弱い。
  • 日当たり:日陰でも育つが日光に当てたほうが良く育つ。
  • 水やりの頻度:土の表面が乾いたら水を与える。ときどき葉水を与える。
  • 花言葉:「壮大な計画」「うれしい便り」「深い関係」

アレカヤシ

アレカヤシ

熱帯から亜熱帯を中心に約2400種あるヤシ類。その中でもアレカヤシは淡い緑色の葉が特徴の、観葉植物として人気の高いヤシです。株分けをすることで、鉢を増やすこともできるので成長を楽しみたい方にお勧めです。

  • サイズ:10cm~2m
  • 気温:暑さに強く、寒さにやや弱い。
  • 日当たり:日陰でも育つが日光に当てたほうが良く育つ。
  • 水やりの頻度:土の表面が乾いたら水を与える。葉水を与える。
  • 花言葉:「元気」「勝利」

ベンジャミン

ベンジャミン

光沢のある葉や、樹木の姿が美しいゴムノキの仲間であるベンジャミンは屋外に置くシンボルツリーとしても人気の観葉植物です。葉の模様や形もさまざまなので、幅広い選択肢の中からお部屋にあった1本を選ぶことができます。

  • サイズ:10cm~2m
  • 気温:暑さに強く、寒さにやや弱い。
  • 日当たり:明るい日陰でも育つが日光に当てたほうが良く育つ。
  • 水やりの頻度:土の表面が乾いたら水を与える。冬は乾かし気味にする。葉水はこまめに与える。
  • 花言葉:「永遠の愛」「友情」「信頼」

ドラセナ

ドラセナ

直立した幹が特徴的なドラセナは多くの種類がありますが、中でも有名なのが「幸福の木」とも呼ばれるマッサンゲアナと呼ばれる品種です。ホームセンターだけでなくインテリアショップなどでも販売されているため、比較的簡単に手に入る観葉植物です。

  • サイズ:15cm~2m
  • 気温:暑さに強く、寒さにやや弱い。
  • 日当たり:日陰でも育つが日光に当てたほうが良く育つ。
  • 水やりの頻度:土の表面が乾いたら水を与える。冬は乾かし気味にする。葉水はこまめに与える。
  • 花言葉:「幸福」「隠しきれない幸せ」

初心者は特に気をつけたい観葉植物を育てる際の3つのポイント

初心者は特に気をつけたい観葉植物を育てる際の3つのポイント

観葉植物は購入した後も、育てながら成長を楽しめるのが魅力です。実際におうちで育てる際は、以下の3つのポイントに気を付けましょう。

1. 水のやりすぎに注意する

水やりの頻度は品種によって異なりますが、どの植物も水を与えすぎると根腐れを起こします。受け皿に水が溜まっているかどうかを目安に、必要な量だけ与えるようにしましょう。葉にツヤがある品種は霧吹きで葉水をやると、より光沢感が増します。葉の乾燥は、葉ダニや葉焼けの原因にもなるので、こまめにようすを見ることをお勧めします。

2. 風通しを良くする

観葉植物は風通しが悪いところに長期間置いていると、カビや虫が湧く可能性があります。おすすめの予防策は、室内の中でも風通しのいい場所に置くか、定期的に外に出すなどしてできるだけ外気に触れるようにすることです。しかし、エアコンの風は長期間当て続けると乾燥してしまい逆効果になるので、気を付けてください。

3. 肥料は種類を見極めて与える

初心者の方の場合「葉先が枯れる」「花がなかなか咲かない」など、観葉植物の育ち方に不安を覚えることもあるかと思います。そのときは新しく肥料を与えることや、既存の肥料の見直しが必要です。しかし、肥料もさまざまな種類があり選ぶのも難しいかもしれません。悩んだ際は、下記を参考に植物が抱える問題に合わせて肥料を選んでみてください。

【栄養素と植物の関係性】

  • ・窒素:葉や茎の成長をサポートする。
  • ・リン酸:花や実の部分の成長をサポートする。
  • ・カリウム:根や茎の成長をサポートする。

観葉植物をインテリアに取り入れて室内を癒しの空間に

観葉植物をインテリアに取り入れて室内を癒しの空間に

初心者でも育てやすい観葉植物は多く、最近ではさまざまな品種が簡単に手に入ります。今の住まいやワークスペースをより素敵な空間にしたいという方はもちろん、これから新居を構えるという方もぜひ観葉植物をインテリアに取り入れてみてくださいね。

また、本記事で紹介したエアプランツのおしゃれな飾り方と育て方はこちらの記事でも詳しく解説しています。もっと詳しく知りたい、という方はぜひご覧ください。
初心者から始めるエアプランツ!おしゃれな飾り方と失敗しない育て方とは?

もし、新居の購入や引っ越しを検討されている場合は、おうちを購入される前にぜひチェックしていただきたい住宅ローンや団体信用生命保険についての解説記事もありますので、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
家具や家電の購入費を住宅ローンに組み込める?方法と借入時のポイント・注意点を解説
住宅ローンの本審査・事前審査は複数申し込んで大丈夫?メリット・デメリットを解説
団体信用生命保険(団信)とは?保障内容から保険料、注意点まで徹底解説

公開日:2023年01月10日

この記事はいかがでしたか?
感想を教えてください。

さん

長井 紗莉菜

1993年生まれ。群馬県出身のフリーライター。人事、ライター・編集、久米島町地域おこし協力隊を経て、現在にいたる。久米島在住時代にはSNSを利用して特産品販売を行うなど、SNS運用アドバイザーとしても活躍。講演会等も実施し、地域×食×暮らしの分野で支援を行っている。

RECOMMENDおすすめ記事はこちら

×
LINE登録はこちら