知っておくと得をする、住宅購入の補助金制度


住宅ローン金利が低い今、そろそろマイホームを持ちたい、とお考えの方も多いことでしょう。実は、貯金や住宅ローン以外にも、住宅購入資金計画を立てるときにチェックしておきたいのがさまざまな優遇、減税、補助金制度です。今回は、その「補助金制度」のいくつかをご紹介します。

省エネ住宅を考えている人にピッタリの補助金

未来の地球温暖化対策やエネルギーの需要と供給の構造改革につながるとして、省エネルギー性能を備えた住宅設備を取り付けた場合の補助金があります。補助金には、国が負担するものや地方自治体が負担するものなどさまざまな種類がありますが、その中でも最近話題になっている補助金のひとつとして「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスに対する補助金」があります。「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」とは、1年間の消費エネルギーより住宅でつくったエネルギーのほうが多い、または差がゼロになる住宅のことです。経済産業省では、このZEHの普及を目指して高断熱外皮、高性能設備、制御機構等を組み合わせ、ZEHを新築する、ZEHの新築建売住宅を購入する、または既築住宅をZEHへ改修する方へ補助金を交付する事業を行っています。補助金額は、125万円(寒冷地特別外皮強化仕様の場合150万円)の基準額+発電システムの発電容量に応じた加算金で決まります。建てる住宅や着工手順など細かいルールがありますが、建てた後の高熱費の節約になりますし、なにより大きな金額ですからマイホームを建てたいと考えている人には朗報でしょう。

地元愛が強い人にピッタリの補助金

住宅購入の補助金制度その地域生産の住宅資材を使って家を建てることが、地域産業の活性化につながるとして誕生した地方自治体の補助金があります。建てる地域の木材を全体の8割以上使うこと、地域の建築業者に注文することなど、いくつかの条件を満たすと補助金が受けられます。合わせて省エネ関連の補助金制度を設けている自治体もあり、両方の補助金制度を併用して補助金をもらえる地域も多いのです。複数の補助金制度を併用できれば大きな金額になりますので、よく調べてみましょう。地域の資材はその地域の風土に合っているでしょうし、地域の建築業者と親しくなれば、住宅に住み始めた後のきめ細かなフォローも期待できるかもしれません。住宅を購入する地域に愛着がある方にとって、ぴったりの補助金と言えそうです。

住みたい地域の住宅建築に詳しい人に教えてもらおう

補助金制度は、マイホームを建てたいと考えている人にとって、とてもお得な制度ですが、いくつか注意点があります。また地域独自の情報、申請時期や住宅や設備の基準など、申請のための書類を読みこなすだけでお手上げに感じてしまうかもしれません。補助金を利用したいけれど申請するのが難しいなと感じたら、マイホームを建てたい地域の住宅関連業者の方々に相談してみましょう。身近に補助金を利用してマイホームを建てた人がいたら、聞いてみるのもよいですね。もしかしたら補助金制度に詳しい人を紹介してもらえるかもしれません。
補助金制度にはさまざまな種類のものがありますから、少しでもお得にマイホームを持ちたい!と考えている人は、ぜひ情報収集をしてみてください。

※金利や制度については、2016年9月現在の金利および制度情勢をもとに掲載しています。

M0000OG1276(2016.09新)

八木 陽子

八木 陽子

【監修者】株式会社イー・カンパニー代表。 ファイナンシャルプランナー(CFP®)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、キャリアカウンセラー(CDA)、住宅ローンコンサルタント。 上智大学外国学部卒業。出版社で女性情報誌の編集部勤務をへて独立。「お金は生活に必要なものなのに、なぜ、話す機会が少ないのだろう?」という疑問から、堅いお金の話を楽しく分かりやすく伝えることを決意。現在までに延べ900件以上の家計診断・相談を行う。雑誌やWeb等にて連載を持つほか、情報番組など多数メディアに出演。