太陽光発電導入ってお得なの?導入についてのあれこれ


電気(電力)は、今の私たちの生活に必要不可欠なものですよね。2016年4月から電力の自由化がスタートしたことは、ご存知の方も多いと思います。現在、さまざまな会社がいろんなプランを提供していて、パッと見では何を基準に選べばいいか、どこがお得なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
これまで利用していた電力会社から乗り換えるという選択肢以外にも、電力を得るにあたっては「太陽光発電」など、自分で電気をつくるのも一つの方法でしょう。今回は、その太陽光発電のメリット・デメリットや初期費用の回収期間についてご紹介します。

太陽光発電の歴史

太陽光発電の始まりは、1970年代から国が普及に力を入れはじめたことにさかのぼります。現在では、ご家庭で既存住宅に太陽光発電システムを設置するだけでなく、あらかじめ太陽光パネルが備え付けられている新築の分譲住宅も多数販売されています。

太陽光発電の補助金を活用して、初期投資を抑えられることも

太陽光発電を導入する、導入している住宅を買うとなると、何かと費用がかかるのでは、と思うかもしれませんが、設置にあたっては、地方自治体から補助金の助成を受けることができる場合があります。各地方自治体により交付のための条件や金額に違いがあり、補助金制度がない自治体から、30万円の補助金を支給する自治体までありますし、交付が締め切りになってしまうこともあります。太陽光発電についてお考えの場合は、住宅関連業者や各地方自治体を通じてこまめに情報収集することが大切です。

減税や電気代の節約が、太陽光発電の魅力

太陽光発電システムを既存住宅に設置する場合、省エネ改修工事による控除の対象になっているので、確定申告をすると税金を抑えることもできます。また、電気代を大幅に節約できる可能性があるのはもちろん、使わない余剰電力を売ること(売電)も可能です。売電価格は年々下がってはきているものの、太陽光発電の普及・技術の向上により設置費用の負担も小さくなってきているため、太陽光発電は年々身近な存在になってきています。

太陽光発電にもデメリットはある

女性のマンション購入のポイント一番のデメリットは、安くなってきているとはいえ、その高額な初期費用です。自己資金が十分でない場合には、ローンを組むことも検討する必要があります。そして、文字通り太陽の光を電気エネルギーに変えるため、曇り・雨などの天候や季節により発電量が変わる点もデメリットの一つといえます。また、消費電力が多いご家庭では、太陽光だけでは電力を賄えず、初期費用の回収が難しいケースも出てくるかもしれません。ここで太陽光発電システムを設置した場合、いつ初期費用を回収できるのかをみてみましょう。

初期費用を回収するまでにどのくらいかかるの?

東京A区、標準的な一戸建てに太陽光発電システムを設置した場合でシミュレーションをしました。屋根の設置面積は15㎡~25㎡、システム容量は3kW~5kWとしています。
マンション購入の初期費用回収期間初期費用は、メーカー希望小売価格をもとに計算していますが、架台・ケーブル・工事費などは含まれていないので、さらに費用がかかる可能性もあります。また、A社、B社を比較してみても、メーカーによって初期費用の差があることもわかります。
ただ、現在はインターネットなどを通じて多くの情報が手に入りますので、複数の業者を比較したり、割引をうまく活用したりして、初期費用を抑えることも可能です。また、設置後はモニターで電力の使用量等が可視化されるので、ご家族で楽しみながら、使用方法の見直し、生活リズムに合わせた電気の契約内容の変更、そして売電量を増やすことにつなげていければ、思ったよりも早く初期費用を回収することができた、なんてこともあるかもしれません。

設置後のメンテナンスまで確認を

太陽光発電は安くない買い物ですので、メリットだけでなく、デメリットについてもしっかりと確認しておくことが失敗しない秘訣と言えます。消費電力やご自宅の立地条件などでも回収効率は変わりますので、複数の設備会社から情報を集めて、納得いくまで検討することをおすすめします。どうしても価格や割引額ばかり気になりがちですが、長期間使用するものなので、アフターフォローやメンテナンスサービスの内容をじっくり比較することも大切です。お子さんがいる場合などは家族構成の変化や、この先どういったライフスタイルを送るのかといったことも含めて、長期的な視点で検討してみてはいかがでしょうか。

※本記事は2016年9月現在の制度をもとに執筆されています。

M0000OG1275(2016.09新)

八木 陽子

八木 陽子

【監修者】株式会社イー・カンパニー代表。 ファイナンシャルプランナー(CFP®)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、キャリアカウンセラー(CDA)、住宅ローンコンサルタント。 上智大学外国学部卒業。出版社で女性情報誌の編集部勤務をへて独立。「お金は生活に必要なものなのに、なぜ、話す機会が少ないのだろう?」という疑問から、堅いお金の話を楽しく分かりやすく伝えることを決意。現在までに延べ900件以上の家計診断・相談を行う。雑誌やWeb等にて連載を持つほか、情報番組など多数メディアに出演。